かなり古い作品で劣化を感じるものの、良い建築は時代を超えてくると肌で感じることが出来ました。今の時代にこの建物を技術的に実現できるのだろうか、幾らかかるのだろうかと考え、当時のお施主さんや設計監理関係者及び施工者には敬意を感じます。

　業務に追われることで等閑になりがちですが、建物を見ただけで誰の設計か分かる。設計事務所の商品とは？と考えたときに答えの一つだと思い、設計事務所の存在意義にもつながる忘れてはいけない譲れないポリシーをもって仕事に臨む大切さを再認識させられました。

　日比野攻も良い社会実現のため、建築業界のために仕事にポリシーをもって取り組んでいました。我々も先人が築き上げてきたもの＋αで時代を築けるよう、形を変え今後も社業に取り組んで参ります。