ジブリパークに行ってきました(坂田)

 先日、ジブリパークの予約を愛知県民が優先的に取れる、愛知県民デーを利用して、ジブリパークのジブリの大倉庫に行ってきました。 元々、愛・地球博記念公園内にあった温水プール施設を、日本設計が美術館としてリノベーションした建物です。 愛知県民の私は温水プールだったころから、何度かこの施設に来たことがあり、波のプールやウォータースライダーで楽しませてもらった思い出があります。 外観はほぼ温水プールだった当時のままなので、あまりジブリの雰囲気に似つかわしいとは言えず、予算的な問題でリノベーションにしたのかと思っていました。 しかし、ジブリの大倉庫の中に入ると私の抱いていた印象は一変しました。 倉庫の中は美術館といっても観覧の順路等はなく、他のエリアのように特定のジブリ作品に世界観が統一されているわけでもありません。 大倉庫の中にごちゃまぜのジブリの世界を詰め込んで、その中に迷い込んできた人が、好きに散策し、自分なりの楽しみ方を発見できるかのような体験型美術館となっています。 そこには、元々温水プールだったとは思えないわくわく感が溢れていました。 むしろ、大倉庫と銘打って既存空間内に施設を設置することで別世界の箱庭都市の内にいるかのような感覚となり、色々なジブリ作品の世界観が乱立していることに違和感を感じさせない空間構成となっているのでは?と既存施設のリノベーションであることに正当性さえ感じました。 最小限の予算で最大限の効果を。 これからの時代、主流となっていくであろう、リノベーション建築の一つの正解を見た気がします。 皆さんも興味がございましたら、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

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