先日、弊社が設計および工事監理業務を受託している「中津川市立坂本中学校 学校給食共同調理場新築工事」の設計事務所検査に参加いたしました。
諸般の事情により、当初の工程計画からは遅れが生じておりますが、現場では着実に工事が進み、ようやく完成形が見えてまいりました。
最終的な品質を確保するため、弊社スタッフ総出で事務所検査を実施。細部にわたる確認を行い、いくつかの指摘事項が挙がりました。これらは速やかに是正対応を行い、完成検査へと進めてまいります。
検査を終えた帰路、秋の中津川に来たということで、名物の栗きんとんを求めて「すや本店」に立ち寄りました。
同店が数寄屋造りの趣ある木造建築であることは以前から知っていましたが、改めて調べてみると、柱・化粧梁・天井板・その他の造作材に“栗の木”が使用されているとのこと。なかなかお目にかかれない素材をふんだんに用いた、こだわりの空間です。
栗きんとんのお店で栗材を選定するという粋な設計に、面白みを感じました。しかも、構造材にまで栗の木を使うとなると、現代で同様の建築を行えば、相当な費用がかかるのではないでしょうか。
設計を手がけたのは、建築家・白井晟一氏のご子息である白井昱磨(いくま)氏とのこと。次回訪問の際は、建築的な視点でもう少しじっくりと見学してみたいと思います。
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